疲れを感じる時は身体の中で何が起こっているのか

身体的な疲れと精神的な疲れって違うの?

仕事でずっと同じ姿勢であったり、逆にいつもと違う慣れない動作を継続して行っていたせいだったり、単純に運動をすることで身体的な疲れを感じたりします。また精神的な疲れについては、慣れない環境で気を遣ったり、緊張状態が続いたことで解放されてドッと疲れを感じるなど理由はさまざまです。

症状としては、ダルさや身体が重い感じがする、ため息が出てしまうなどあり、身体的な疲れでは特に筋肉痛が起きる場合もあります。こういった症状にも微妙な違いがある「疲れ」は精神的なものでも身体的なものでも、身体の中では同じことが起きているのでしょうか。

エネルギー産生量が低下することで身体的な疲れを感じる

パソコンとメガネ
家事を含めた、デスクワーク等の労働を行うことで肉体疲労を感じます。これまでは「乳酸」が原因だと思われていましたが、実際はエネルギーの産生量が減少することで疲れを感じることが分かってきたのです。

家事や運動、仕事などで身体を動かすと細胞が大量な酸素を消費します。それは何か考えたり、姿勢を保つことでも同じことが言えます。そして、活性酸素が発生します。この活性酸素が細胞を傷つけることで、細胞が酸化しエネルギー生産量が減ります。同時に、カリウムや老廃物が出てくることで疲労物質である、FF(ファティーグ・ファクター)と呼ばれるタンパク質が発生するのです。このFFが脳へ疲労の信号を送ると、筋肉や細胞の機能が低下することで、身体はだるさや疲労を感じるのです。

神経伝達物質が出なくなることで精神的な疲れを感じる

精神的な疲労は、朝起きた時に感じる気だるさや疲労感、起き上がるのが辛いと感じる物です。日々のプレッシャー等によるストレスが原因になるので、その疲労感は慢性化しやすい傾向にあります。

その原因となるストレスなどにより、脳の機能が低下することで神経伝達物質の分泌や情報の処理がうまく働かなくなり精神的な疲労を感じます。それが、やる気の減退などに大きく影響してしまうのです。

疲労を蓄積させない為に必要なことは…

必要なことのイメージ
それでは、身体的にも精神的にも疲労を溜めたくない、溜めにくい身体をつくるには3つのポイントがあります。それは、質の良い睡眠・ビタミンの摂取・ストレッチや軽い運動を行うことの3つです。

質の良い睡眠

疲れていると、眠くなることがあると思います。それは、身体が自然に疲労回復をしようと働いている証拠で、一番効果的なことが睡眠です。睡眠をとることで筋肉や脳、細胞の修復が行われるのです。時間は6~8時間前後の睡眠が最も良いとされています。

また、睡眠中は体温が下がります。そのことから就寝前に入浴などで身体を温めると徐々に体温を下げることができるので、深い眠りに入るのがスムーズになります。そうすることで、細胞の修復もスムーズになります。

ビタミンの摂取

疲労回復にはビタミンBが良いとされています。それは、ビタミンB1・B2・B6・B12・C・Eなど多くの栄養素に効果が期待できます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変化させる為、摂取すると疲れを感じにくくしてくれる働きを持ちます。この栄養素は、ウナギやニンニク、豚肉に多く含まれます。ビタミンB2はレバーやほうれん草、納豆などに多く含まれ、脂質をエネルギーへ変えることでダルさや身体の重さを軽減してくれるのです。

ビタミンB6とB12は神経の乱れを整えてくれる働きがあります。ビタミンB6は鶏肉やマグロ、バナナ等に多く含まれていて、血液を作ってくれる働きもあります。ビタミンB12はチーズやレバー、魚介類に多く含まれています。他にもビタミンCは免疫力を高めてくれる働きがあり、ビタミンEは細胞の酸化を防いでくれます。

ストレッチや軽い運動

私達の身体は、日々の活動で体内の酸素を消費すると同時に活性酸素を発生させています。その活性酸素が増えすぎることで細胞が傷つけられ、機能が低下します。その際に疲労物質のFFが発生し、疲れを感じています。

そんな時に、ストレッチや軽い運動を行うことで血流を促し、酸素や栄養が細胞に届きやすい状態を作ってあげると、疲れは回復しやすくなります。

疲労回復を促進させる食事と生活を!

ジョギング中ストレッチをする男性
食品はビタミンが多く含まれているものが良いのですが、その中でもニンニクはさまざまな働きを持っています。それは、代謝を促進してくれたり、血液の循環を改善することにも期待ができるのです。このように疲労回復のサポートをしてくれます。
さらには、入浴のあとにストレッチなどをすることで、お風呂で温まった身体は血流も良くなっている為、軽いストレッチでより血流は改善されます。また、睡眠時間は7~8時間程度とるように意識して、食事と生活リズムを見直していきたい。